“THE 6th IWG WORLD CONFERENCE ON WOMEN AND SPORT IN HELSINKI 2014.612-6.15” レポート

飯田貴子

 1975年に開催された国連世界女性会議メキシコから遅れること20年、スポーツにおける国際的な女性会議は1990年代に始まった。そのうちの1つが、IWG WORLD CONFERENCEON ON WOMEN AND SPORT である。第1回は1994年イギリスで開催され、ブライトン宣言を採択し、その効力を発揮している。

 以後、4年毎に開催され、2014年ヘルシンキ大会の標語は“LEAD THE CHANGE, BE THE CHANGE”であった。開会式では共同議長Raija Mattilaに加え、Tarja Halonenフィンランド大統領、Thomas Bach IOC会長の挨拶もあり、本会議によせる期待の高さがうかがえた。

 プログラムは、8:30から17:15まで、全体セッションとパラレルセッションがぎっちりとつまっていた。私はパラレルセッション”CREATING FAIR POLICIES AND ENVIRONMENT FOR LGBTIQ INCLUSION IN SPORT”において、体育・スポーツ専攻学生に対する質問紙調査から分析した日本のセクシュアルマイノリティのスポーツ環境について発表した。他の報告から、ヨーロッパ、アメリカではLGBTIQのスポーツ権を保護する組織がつくられ、その方針が浸透していっていることが知れた。ポスター発表では、JSSGS会員も数名報告された。

 フィンランドは女性体操が盛んな国だ。1912年ストックホルム五輪では、独立国として参加できず、ロシアに続いて行進したチームはフィンランド国旗にかえてヘルシンキ女性体操クラブの旗を掲げている。2015年は、ヘルシンキでWORLD GYMNAESTRADA(世界体操祭)が開催される。競技ではないGYMNASTIC FOR ALLに25,000人が集合する。フィンランドにおいては、IWGとWORLD GYMNAESTRADAがゆるやかな連帯を保ちつつ、EQUALITY IN SPORTを目指しているようであった。