日本スポーツとジェンダー学会(JSSGS)第19回大会は、2020年10月24日(土)、オンラインにて開催されました。7月24日に予定していた大会を延期し、今回新たにオンライン形式を用いて開催いたしました。大会では、一般発表の他に全体会としてワークショップを設け、会員相互の意見交換・情報共有を図りました。
本大会はJSSGSとしては初めてとなるオンライン開催でしたが、大会が無事に終了しましたことをご報告申し上げますとともに、会員をはじめとする多くの方々にご参加いただけましたことを、心より感謝申し上げます。

参加者:計53名(延べ)
第19回大会開催要項(10月24日開催版)

 

一般発表:4題

 1)多様性・共生の視点からみた「東京2020」オリパラ教育の課題
      井谷惠子(京都教育大学)
 2)多様性の視点からみた日本での「身体リテラシー」概念導入の課題
      三上 純(大阪大学大学院)
 3)女性アスリートのジレンマと「二重のジェンダー構造」の関係性を問う
      申恩真(北星学園大学)
 4)トランス・アスリートの受容に関する研究
      松下千雅子(名古屋大学)

ワークショップA

テーマ:
「コロナ禍における体育・スポーツに関連する話題」
 話題提供①:「コロナ禍における運動・スポーツ実施状況─ジェンダー差は生じているのか?」
      大勝志津穂(愛知東邦大学)
 話題提供②:「コロナ感染拡大の経済への影響はスポーツやジェンダーに如何に波及するのか?」
      高峰 修(明治大学)
 司 会  熊安貴美江(大阪府立大学)

ワークショップB 

テーマ:
「2020横浜スポーツ学術会議における『スポーツとジェンダー』にかかわるシンポジウム報告」
 話題提供①:「スポーツにおける性別二元制と高アンドロゲン症規定」
      井谷聡子(関西大学)
 話題提供②:「性が固定されがちなスポーツにおいて、それを克服してきた選手たち」
      宮嶋泰子(スポーツ文化ジャーナリスト、カルティベータ代表)
 司 会  前田博子(鹿屋体育大学)