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学会賞(論文賞)

JSSGS 学会賞(論文賞)

日本スポーツとジェンダー学会では、スポーツとジェンダーに関する研究の発展を図り、 本会会員の優れた研究成果を表彰するために「学会賞」を設けています。この賞はスポーツとジェンダーに関する研究分野の業績(出版物、論文、報告書、学位 論文〔修士・博士〕等)に授与されます。

【2021年度受賞作】

井谷聡子(関西大学)「〈体育会系女子〉のポリティクス:身体・ジェンダー・セクシュアリティ」(258頁)、2021年、関西大学出版部
水野英莉(流通科学大学)「ただ波に乗る Just Surf サーフィンのエスノグラフィー」(189頁)、2020年、晃洋書房

<選考理由>
選考された業績2点は,多くの受賞候補の中で突出した質の高さが認められた.これらの業績の他にも,いくつかの側面から高い評価を受けたものも見られたが,今回は総合的に「スポーツとジェンダー研究」への寄与,発展という観点から判断し,上記の業績2点を選考した.

(1)の業績は,英文の博士論文の和訳をもとに追加補強された著作である.海外の研究動向が検討され,それらの研究の白人中心性,欧米中心性を問い,日本の女子選手へのインタビュー調査の言説分析を通じて解明しようとした点で,日本におけるジェンダー研究への示唆に富むものである.また,論拠となっている理論や概念について,日本で適用していくための課題や言語的な限界に言及しており,日本のスポーツとジェンダー研究への貢献度は高く評価できる.
(2)の業績は,著者の長年にわたる経験と研究の蓄積から,オートエスノグラフィーという研究方法によって編み上げられている.この研究方法は,ジェンダーに関わる諸経験が不可視化されがちであるという問題の克服に有用であり,この手法による完成度の高い業績として評価できる.また,対象となったサーフィンを通して,スポーツ全般に内在する性差別の問題を問いかけ,構造的な問題の所在と解決に向けた提案が示されている点で,スポーツにおけるジェンダー問題改善への貢献度は高い.

【2019年度受賞作】

飯田貴子(帝塚山学院大学名誉教授)、熊安貴美江(大阪府立大学)、來田享子(中京大学)「よくわかるスポーツとジェンダー」(213頁)、2018年、ミネルヴァ書房.

【2017年度受賞作】

関めぐみ(大阪府立大学大学院)「スポーツ組織におけるハラスメント問題の社会学的考察-男子大学運動部の『女子マネージャー』に着目して-」、大阪府立大学人間社会学研究科に提出された博士論文(171頁).

掛水通子(東京女子体育大学)「近代スポーツ史における女性の地位-戦前における女子体育教師の出現に関するジェンダーの観点からの考察-」、スポーツとジェンダー研究Vol.14、43−55頁.

【2015年度受賞作】

木村華織(東海学園大学)「日本の女性スポーツ黎明期における女子水泳の組織化─日本水上競技連盟と日本女子水上競技連盟の組織統一に着目して─」スポーツとジェンダー研究第13巻、39-55頁、2015年

小石原美保(国士舘大学)「1920-30年代の少女向け雑誌における『スポーツ少女』の表象とジェンダー規範」スポーツとジェンダー研究第12巻、4-18頁、2014年

【2013年度受賞作】

合場敬子(明治学院大学)「女子プロレスラーの身体とジェンダー―規範的『女らしさ』を超えて ―」明石書店、2013年

井谷聡子著「<新>植民地主義社会におけるオリンピックとプライドハウス」スポ ーツとジェンダー研究第10巻、4-­15頁、2012年

【2011年度受賞作】

松宮智生(国士舘大学大学院)「総合格闘技の女子用ルールに関する一考察―『危険』を理由に禁止される行為の違いに注目して―」スポーツとジェンダー研究8巻、35-47頁、2010年

水野英莉(岐阜医療科学大学)「ライフスタイル・スポーツとジェンダー―日本・アメリカ・オーストラリアにおけるサーフィン選手の経験と女性間の差異―」スポーツとジェンダー研究8巻、4-17頁、2010年

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