主 催:日本スポーツとジェンダー研究会
日 時:2003年12月6日(土)午後1:30〜午後4:00
会 場:クレオ大阪西(JR環状線・阪神西大阪線 西九条駅 徒歩3分)
胃腸科内科と雑居ビルの間を西へ、公園の北側
TEL(06)6460-7800
URL http://www.creo-osaka.or.jp
資料代:500円
話題提供者:池本淳一氏(大阪大学大学院人間科学研究科)
テーマ: 「スポーツにおける痛み・怪我の合理化とジェンダー化
―ボクシングの社会調査を事例として―」
<抄録>
国際的なスポーツ社会学会においては、90年代初頭より、スポーツにおける痛みや怪我の研究が進められてきました。それらには、痛みや怪我(とドーピング)を選手に強いるスポーツネットワーク(H.NixonU)や労働環境としてのプロスポーツ界(K.Young)に着目したものがあります。また一方では、痛み・怪我に耐えることや暴力的なプレイを行うことそれ自体が、選手としてのアイデンティティ形成、特に「男らしさ」の表現の一端となっている点に着目したM.Messnerらによる研究が存在します。
研究会では、これら先行研究の検討とボクシングの事例による批判を通じて、「男らしさ」と怪我・痛みの合理化、ジェンダー化されたその受容についての話題を提供したいと思います。